鶴嶺東コミュニティセンターの和室
大掃除の際に、よいお天気の日を選んで畳の天日干しをする光景がよく見られました。最近は全然と言っていいほど見られません。天日干しをしなくてよくなったのでしょうか?
いいえ、今の畳はやらなくてよいなどということはありません。
天日干しは畳を乾燥させ、害虫の駆除やカビの発生の抑制にもなります。(畳の裏の方に日光が当たるようにします。)また、畳の下の床板にも風を通すことになります。太陽のにおいさえ感じられる気持ちのよいお部屋になるように思います。
でも実際のところ、大がかりな作業になりますし、天日干しの後、元通りに敷けなかったり、また硬めに敷きつめられている畳は、素人ではきっちりと収めることが難しかったりすることもあります。
その手立てとしては、畳の裏に位置や向き(敷く向きもありますのでご注意ください)を分かりやすくメモしておくことです。
お客様のお宅で張り替えの際に、畳の位置や向きが違っていることもたまに見受けられました。正しく敷きつめましたら、「隙間が全然なくなりました。」とお客様に喜んでいただいたことがありました。
簡単な方法としては、畳を少し浮かせるようにして、その隙間にドライバー等、何かをはさんで風を通すようにするとよく、害虫駆除・防カビに効果があります。
乾燥している冬の時期は畳干しに適しています。大掃除の一つの風物詩だったことはうなずけます。さらに気持ちのよい和室で新しい年を迎えられたのでしょう。
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