藤沢市辻堂の歴史と現在の特徴
年々薄れゆく日本の伝統文化、日本家屋、和室、そして畳の香り、襖や障子などの紙の文化を後世に遺したい。そんな想いで大協畳襖店は日々を過ごしております。
その想いを伝えたくこの度、郵便局数か所に本物の畳表を使った畳の見本とご案内チラシを置かせていただいております。
その数か所のうちの大庭と湘南ライフタウンの郵便局の写真はこちらです。




藤沢市大庭の歴史と、近年の動きについて整理してみます。
歴史的背景
- 古代・中世の名前と出来事
- 大庭(おおば/おおばごう)は古くから名前が文献に残っており、『延喜式』(927年)には大庭神社の名が見え、『和名抄』(承平年間:931-938年)には「大庭郷」という地名が確認されています。
- 中世には大庭氏(大庭景親など)が有力な武士として登場。治承4年(1180年)の石橋山の戦いで平家方の指導者として関与したことなどが知られています。
- 大庭御厨(みくりや)
- 大庭御厨とは、伊勢神宮領であった行政的・経済的な区域を指し、おそくとも12世紀~15世紀半ばに、この一帯(現在の藤沢市南部~茅ヶ崎市域など)を含んでいました。
- 城と城址公園
- 大庭城址(城跡)は、市内に現存する城跡のひとつで、「土の城」(堀・土塁など)として、その遺構が比較的良く残っています。
- 近代以降-湘南ライフタウンの誕生
- 戦後、高度経済成長期を経て、都市化・宅地開発の需要が高まる中で、「藤沢西部土地区画整理事業」が始まりました。
- 特に湘南ライフタウンとして、大庭・湘南大庭のエリアは1971年〜1992年にかけて大規模に整備され、住区、公園、学校などの都市基盤が整えられました。
近年の話題・現状
- 高齢化と地域再生の課題
- 湘南大庭地区は居住人口が多いニュータウンである反面、住宅供給が古くなり住人の高齢化が進んでいます。令和3年(2021年)時点で高齢化率は約 32.78% と、市内地区で最高率だそうです。
- 不動産・土地価格・都市計画
- 大庭の土地・住宅の価格は比較的高めのランキングに入っており、不動産需要・分譲住宅の新規供給なども活発です。
- イベント・地域のつながり
- 「湘南大庭ふるさとまつり」(毎年10月)など、地域の祭りが復活・開催され、地域住民の結びつき強化につながっています。
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