9月もあっという間に8日間が過ぎ、今日は9日、重陽の節句であります。 菊の節句ともいうのですがあまり聞き馴染みがないかも知れません。 3月3日が桃の節句、5月5日が菖蒲の節句とされているように、9月9日は菊の花が美しい季節ということで菊の節句と言われるようになったそうです。
この節句というのは、季節の変わり目であり、五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄を祈り、神様に供え物をして、邪気を払う行事です。 陰陽五行によると奇数が重なり偶数となる日は縁起が悪い日とされ、その縁起の悪さを避けるために季節の旬のものを食べて、邪気を払ったのだそうです。 江戸時代は祝日だったそうです。
祝日と言えば、9月には敬老の日、さらに秋分の日がありお休みの方も多いことでしょう。 2001年に祝日法の改正があり、2003年から敬老の日は9月第3月曜となり、今年は18日です。 それ以前は9月15日でしたが、経済の活性化を狙って連休を作ったことによります。 「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として祝日となっているのですが、 最近は「老人扱い」すること、されることを嫌って、よほどの高齢者でなければ特別扱いをしない風潮も感じられます。
秋分の日は昼と夜の長さが同じになり、この日から昼よりも夜の時間が増えていく日です。 今年は23日ですが、その年によって1~2日程度変わって来ます。今年は土曜日にあたり、お休みが一日損をしたような感覚の人もいらっしゃるかも知れません。 このように敬老の日や秋分の日など違って、重陽の節句は今は祝日ではありませんし、日にちが毎年固定です。 旬の食べ物されるのは栗や秋茄子です。
直撃するかも知れないと言われた台風13号は思いの外、被害も少なく、神奈川県を過ぎて行きそうです。
今日からはぐっと秋らしく季節が変わっていくかも知れません。畳のお部屋が似合う季節でもあります。 体調を崩すことのないように、充分にご自愛いただき、秋という季節を楽しみたいものですね?